南部家の本城 聖寿寺館調査の最前線

講演会の報告
南部家の本城 聖寿寺館調査の最前線

1 講演概要
(1)日 時
   2025年11月1日(土)13:30~15:00
(2)場 所
   タカシン文化センター(平川市文化センター)
(3)講演内容
   南部家の本城 聖寿寺館調査の最前線~見えてきた室町・戦国の南部氏~
(4)講 師
   南部町教育委員会 布施 和洋 様
(5)主催者
   平川市教育委員会(ひらかわ文化財講座)

2 レポート

【レポート】南部家の本城・聖寿寺館調査の最前線20251101

3 概 要

本講演は、南部町聖寿寺館跡の発掘調査成果を基軸に、中世北東北における館構造と地域支配の実態を多角的に検討するものである。従来の文献史料に依拠した南部氏初期拠点論に対し、考古学的成果は拠点形成の時期および構造の再検討を迫っている。特に聖寿寺館は、交通結節点に立地する方形館であり、政治・儀礼・軍事機能を統合した拠点であることが明らかとなった。また、出土遺物の分析から、日本海交易圏との強い結びつきが確認される。さらに平川市周辺に広範に分布する館地名は、在地武士による分権的支配構造を示し、その統合拠点として大光寺城の役割が理解される。これらの検討を通じて、中世北東北が「館ネットワーク」から「城郭支配」へと移行する過程にあったことが分かってきた。

※平川市向け政策提言もあり

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